“鳴く虫”専門店 〜鳴く虫処 AkiMushi 〜

 

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ホーム枝用昆虫飼育ネットの代用

特定の樹木の汁や葉を餌とする虫を飼育する場合などでは、室内の限られた空間で餌となる樹木を育成することは困難ですので、屋外に生える樹木の枝にネットをかぶせ、そのネットの中で昆虫を飼育・観察する方法が昔からあります。

このネットは、そのためのもので、鳴く虫に利用する場合は、生きた樹木に産卵する種、例えば、クサヒバリや、アオマツムシ、一部のツユムシ類に有効な飼育方法と言えると思います。

また、植物を植えた鉢にかぶせることで、利用方法、飼育可能品目の幅が広がます。キク科植物にはカンタン、大型のイネ科植物にキンヒバリやカヤヒバリ、アオキにヤマトヒバリ、マサキなどを植えればクサヒバリ、ガジュマルなどを植えてカネタタキの類の飼育にも対応できると思います。

セットまでの要領は下記のとおり。

枝用昆虫飼育ネットSを使用される場合は、鉢の径(外寸)が12.5~13.5cmのものが妥当です。素焼き4号鉢でも大丈夫です。

枝用昆虫飼育ネットLを使用される場合は、鉢の径(外寸)が18.5~19.5cmのものが妥当です。素焼き6号鉢でも大丈夫です。

     あると便利な物、左はスキマテープ、右は園芸用支柱

まず、鉢に枝用昆虫飼育ネットを写真下左のように取り付けますが、鉢がプラスチックだと滑って、外れてしまうことがあるので、鉢の外側にスキマテープを一周巻きます。写真下右これが滑り止めにもなり、しっかりと隙間が無く取り付けられるようになります。備え付けの紐で縛って止めても良いですが、長めのケーブルタイ(インシュロック)のようなもので止めればよりしっかりします。

   写真右は、隙間テープを鉢の縁に一周巻いたところ。

鉢と飼育ネットがちゃんと接合できたら、ネットのジッパーを広げ、用途に合わせた植物を植えます。(当然、順序は不問です。予め、植物が植わっている鉢を使用しても大丈夫です。)植物が植わったら、園芸用支柱を立てます。ただの棒であれば、4本くらい立っていれば大丈夫です。写真では“円型リング”が付いたものを使用しています。

  

最後は、上部が筒状になっているので、縛って、虫が逃げないようにして完成。

  写真では、セイヨウツユクサを植えてみました。

水やりは、ジョウロやシャワーを直接当てるよりも、鉢受け皿を敷いて、底から水を吸わせた方がよいと思います。また、飼育中の虫のために、定期的に葉に霧吹きをするとよいです。

 左が枝用昆虫飼育ネットS 右が枝用昆虫飼育ネットLです。

飼育ネットSは鉢底からの高さが45cmほどになります。飼育ネットLは、鉢底からの高さで60cmを少し超えますので、多少の剪定は必要ですが、ススキなど、ある程度高さのある植物にも対応できると思います。

※この飼育法は、当商品の常来の使用方法とは異なります。鉢の形状や材質にによっては、うまく鉢との接続できない場合もありますし、また接続箇所に隙間があったりすると、虫の脱走にもつながります。あくまでも、応用の一例として、ご自身のご判断で参考にして下さい。